モデルのような甘いマスクを持ち、過去2回「K-1 WORLD MAX」の世界王者に輝いた魔娑斗さん。
デビュー当初は挑発的で自信過剰な態度が目立ち、格闘技ファンからは、口先だけの「悪役」として見られていたそうです。
ですが常に攻めの姿勢で戦い続け、勝利を重ねた結果、その強さは本物として認められるようになりました。
今回は、そんな魔娑斗さんの内面からにじみ出てくる魅力を調べてみました。
調べてみた結果、まさに最強の男にふさわしいと思えるような、かっこいい点が5つ見つかったので紹介していきます。
[/word_balloon]その1:ストイックなところ
魔娑斗さんのかっこいいところといえば、練習がストイックなことではないでしょうか?
普通の人ならできないような努力を怠らないことから、関係者からは「真のミスターストイック」と呼ばれていたそうです。
現役時代は毎日、完全に体力がなくなるまで練習に打ち込み、練習が終わった後はハードワークの影響で嘔吐していたといいます。
そんな魔娑斗さんのストイックさを現す名言を紹介します。
逃げたいけど一番つらい道を進むのが、一番成功の近道
魔娑斗の言葉
現役時代は、あまりにもハードに自分を追い込んでいたから、練習前はいつも緊張していたんだって。
[/word_balloon]試合ではチャラチャラした感じだったけど、影では誰よりも必死に練習に打ち込んでいて、そのギャップが本当にかっこいいよな。
[/word_balloon]決して楽に練習しようとせず、自分を限界まで追い込む魔娑斗さんは、まさに真のミスターストイックにふさわしい人なのでしょう。
その2:有言実行なところ
魔娑斗さんが数々のファンを魅了する点の一つは、有言実行なところでしょう。
試合前には「勝つのが当たり前」「絶対倒す」などと、自信満々の発言を繰り返していました。
けれどこれらの言葉は、ただのカッコつけで発しているわけではなく、全て本気なのです。
2003年のK-1 WORLD MAXのジャパントーナメント決勝戦では、対戦相手の武田幸三に向かって、以下のような言葉をかけています。
何回やっても誰がきても、結果は一緒。ライオンがウサギを狩るように全力で潰す
K-1 WORLD MAX 2003 魔娑斗の言葉
ちなみに武田幸三選手は、2001年に格闘技ムエタイで、史上4人目となる外国人王者に君臨しています。
ムエタイは足技が最も強いと思われていることから、ムエタイ出身の選手は最強だという説が、ファンにはあったそうです。
しかし魔娑斗さんは、3-0で判定勝ちをし、見事ムエタイ最強説を打ち砕きました!
試合前の発言があまりにも自信満々だから、ビックマウスと呼ばれていた時期もあったんだって。
[/word_balloon]あえて挑発的なセリフを言って、自分にプレッシャーを課していたんだよ。
[/word_balloon]その3:挑戦し続けるところ
魔娑斗さんのかっこいいところは、常に挑戦し続けるところです。
23歳で初めて世界チャンピオンに君臨しましたが、それでも努力と挑戦をやめませんでした。
ですが優勝した当初は、メディアへの露出がかなり増え、それに伴い、お酒の席や会食の機会が多くなったそうです。
そんな生活に染まっているうちに、試合で勝てない日々が続くようになりました。
25〜26歳の頃は、K-1 WORLD MAXに出場するも、準優勝や3位で終わってしまったのよね。
[/word_balloon]このままじゃダメだと思った魔娑斗さんは、ふたたび世界チャンピオンになる決心をしたんだよ。
[/word_balloon]決意を新たにしてからは、お酒や会食を一切絶ち、規則正しい生活に戻したそうです。
そして5年後、2008年 K-1 WORLD MAXで、魔娑斗さんはついに世界チャンピオンになることができました。
一時期はメディアにもてはやされたため、タレントとして収入を得る道もあったはずです。
それなのに、あえて世界チャンピオンを目指す魔娑斗さんは、常に「挑戦」を選ぶかっこいい人なのです。
その4:理性的なところ
魔娑斗さんは格闘技をやっているため、「気性が荒く、感情的」というイメージを持つ人もいるかも知れません。
ですが、実はとても理性的な面を持ち合わせている人なのです。
それは2014年5月12日、午後5時半ごろの出来事でした。
新宿で魔娑斗さんが知人男性と歩いていたところ、知人男性が別の男性グループと喧嘩になってしまったのです。
魔娑斗さんはその喧嘩を止めようとしましたが、逆に一方的に暴力を振るわれ、全治一ヶ月の大怪我を負ってしまいました。
素手で反撃したら、相手が大変な目に合うとわかっていたから、ずっと無抵抗で耐えたそうよ。
[/word_balloon]2014年の当時は、ちょうど待望の長女が生まれたこともあって、絶対に問題を起こしてはいけないと考えたんだろうな。
[/word_balloon]自分よりも圧倒的に弱い存在に負けてしまうなんて、格闘家としては屈辱的でしょう。
しかし魔娑斗さんは、格闘家としてのプライドよりも、大切な人を守るために負ける方を選びました。
いや、プロの格闘家だからこそ、無抵抗を貫くことで「気持ち」で相手に勝ったのです。
一時のプライドに流されることなく、本当の意味での勝ちを取る魔娑斗さんは、まさに理性の人と言えるでしょう。
その5:服装に気を使っているところ
魔娑斗さんは、普段からTPOに合わせた服装をとても大事にしています。
例えば現役時代、他の選手の試合を観に行くときは必ずスーツを着用していました。
これは、試合に出ている選手に敬意を払うためだといいます。
また、会場では関係者やファンなど色々な人に見られることも意識して、スーツを選んでいたそうです。
スーツは全てオーダーメイドで、多少キツくても体のラインがきれいに見えるものしか着ないんだって。
[/word_balloon]解説者の仕事は8時間くらいずっと座りっぱなしだから、その中でスーツを着るのは大変だと思うぞ。
[/word_balloon]魔娑斗さんほどの実力者であれば、少しくらいラフな格好をしていても許されると思います。
ですが、そういった甘えの気持ちは、一切持たないところもかっこいいですね。
まとめ
本日は、魔娑斗さんのかっこいいところを5つ紹介しました。
- その1:ストイックなところ
- その2:有言実行なところ
- その3:挑戦し続けるところ
- その4:理性的なところ
- その5:服装に気を使っているところ
10代の頃は高校を中退してから、喧嘩で使えそうだからという理由でキックボクシングを始めた魔娑斗さん。
ですが誰よりもストイックに練習に打ち込み、今やK-1のレジェンドとして名をはせるようになりました。
今では解説者やタレント活動にとどまらず、Youtuberとしても活躍の幅を広げています。
これからはどんな新しい伝説を作ってくれるのか、とても楽しみです。
本日はお読みいただきありがとうございました!