ジョン万次郎の子孫・中濱京は富士通に勤めていた!

ジョン万次郎こと中濱万次郎は、日本人として、初めてアメリカ本土に足を踏み入れた人物です。

そんなジョン万次郎の子孫には、富士通で働いていた人物もいることが分かりました。

今回はジョン万次郎の子孫ついて、深く迫ってみたいと思います。

家系図


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ジョン万次郎の家系図です。

妻は3人いて、子孫もたくさんいることが分かると思います。

 

1人目の妻とは、9年で死別しています。

2人目の妻とは、何らかの理由で離婚、3人目の妻は志げといいます。

 

ジョン万次郎は、1872年に土佐で生まれました。

14歳で漁に出て遭難し、無人島に漂着。

アメリカの捕鯨船、ジョン・ハウランド号のウイリアム・ホイットフィールド船長に救助されましたが、当時日本は鎖国していたためアメリカに渡りました。

アメリカではウイリアム・ホイットフィールドの養子になり、マサチューセッツ州で学校に通い、英語・数学・測量・造船技術・航海術などを学びます。

そして24歳で日本に帰国し、幕末の日米交流、日本の近代化に貢献しました。

 

子孫まとめ

ジョン万次郎の子孫は活躍していて、名前を残しています。

実際に子孫たちがどのような活躍をしたのか、じっくり見ていきましょう。

 

息子:中濱東一郎


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ジョン万次郎の長男、中濱東一郎(なかはまとういちろう)

東京大学医学部を卒業し、医師として活躍しました。

 

研究のため森鴎外らとドイツに留学し、ヨーロッパ各国の衛生学研究に関する調査・視察に従事します。

帰国後は内務省東京衛生試験所所長になり、医学博士にもなっています。

また、初代東京医師会会長も務めています。

 

当時、中濱家の敷地だった場所に鎌倉病院を設立し、多くの結核患者を診ていました。

いくつかの病院長を務め、経済力があったため晩年の万次郎は豊かに暮らせたそうです。

息子に養ってもらい、豊かな老後を送るなんて、羨ましいですね。

 

 

孫:中濱絲


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ジョン万次郎の孫で中濱東一郎の長女、中濱絲(なかはまいと)。

与謝野晶子と同時期に、月間文芸誌「明星」で活躍した女流歌人です。

「白藤の君」と謳われていました。

しかし、明星に歌を出すようになってから嫌がらせの手紙が届くようになり、結婚を機に10か月ほどで活動をやめてしまいました。

どの時代にも、有名人に対する嫌がらせはあるものなんですね。

 

5代目:中濱京


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ジョン万次郎の中濱家5代目にあたる、中濱京さん。

大学卒業後、富士通株式会社に勤務。

その後アメリカ留学をし、1992年にオレゴン州レインコミュニティーカレッジを卒業します。

帰国後は富士通で事務として勤務しています。

 

「公益財団法人ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター」の評議員や、「土佐ジョン万会」の名誉顧問を務めるなど、日米国際交流に尽力しています。

かつてホイットフィールド船長が住み、ジョン万次郎も一時期下宿していたマサチューセッツ州の船長の自宅は、2009年5月に「ホイットフィールド・万次郎友好記念館」として開館しました。

 

ホイットフィールド家とは、今も子孫同士の交流が続いているそうです。

また、勝海舟や坂本龍馬の子孫とも交流があるそうです。

歴史に名を残した偉人が、時間を超えて現代でも子孫同士が交流しているなんて、とても夢がありますね。

 

中濱京さんは、ホイットフィールド家との交流などを下記のブログに綴っています。

ジョン万次郎の秘話・逸話 : (1) はじめまして。ジョン万次郎の子孫です。 (livedoor.jp)

よろしければご覧ください。

 

 

世間の声


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まとめ

日米交流の懸け橋になったジョン万次郎。

その子孫たちの活躍をまとめると、下記になります。

  • ジョン万次郎の長男である中濱東一郎は、医師として活躍した
  • ジョン万次郎の孫、である中濱絲は、「明星」で活躍した女流歌人
  • ジョン万次郎5代目である中濱京さんは、現在富士通に勤務し、日米国際交流に尽力している

 

偶然アメリカに渡ったことから、日米交流の懸け橋になったジョン万次郎。

彼がいなければ、現在の日米関係も違ったものになっていたかもしれません。

中濱家・ホイットフィールド家には、これからも政治に関係なく日米の友好交流に尽力してもらいたいですね。

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