日本一、どんなにクセが強い役でもこなすことができる俳優といったら、藤原竜也さんではないでしょうか。
圧倒的な演技力で鬼気迫る表情をする藤原さんのお芝居に、見ているこちらにも緊張感が移ってしまいます。
藤原さんの代表作としては、映画「カイジ」シリーズや「デスノート」、「るろうに剣心」などが挙げられます。
どの役も映画の公開前は「役のイメージと合っていないのではないか」といった意見があり、藤原さんはミスキャストだと考える人もいました。
しかし、映画が公開されると、鬼気迫る演技で映画を見た人を惹きつけ、ミスキャストだと考えていた人たちが、「藤原竜也でよかった」と意見を変えるほど、素晴らしい演技力を持つ俳優の一人です。
そこで今回は、藤原竜也さんがなぜかっこいいのか、その理由を3つご紹介します。
かっこいい理由1:ストイック
藤原さんがかっこいい理由の一つ目は、ストイックなところです。
藤原さんのデビュー作品は、蜷川幸雄監督の舞台、「身毒丸」となっています。
藤原さんはその舞台の主演オーディションに応募し選ばれて、初めて舞台に参加、主役を演じました。
蜷川監督というと、舞台稽古が非常に厳しいと有名で、演技のダメ出しをするときは言葉で怒鳴るよりも先にモノが飛んでくる、という方です。
そんな蜷川監督の厳しい演技指導により、藤原さんは稽古中、泣いてしまうことが何度もありました。
それでもめげずに稽古を続け、舞台は見事成功。
ロンドンでの千秋楽公演では藤原さんの持病の腰痛が発症する中、舞台に立ち続け、のちに蜷川監督から「あの時の舞台は忘れられないくらいすごかった」といわれるほどの演技をしました。
また、映画「カイジ」では、主人公のカイジを演じるにあたって、パチンコに自腹で通い、10㎏の減量をするほど徹底した役作りをしました。
「作品をより良いものにしたい」という思いから、とことんこだわって突き詰めていく姿勢が分かります。
作品、役に対して真摯に向き合い、徹底的に役になりきるストイックさがかっこいいですね。
厳しい監督から「忘れられない」といわれるほどのお芝居、見てみたいですね!
[/word_balloon]かっこいい理由2:イクメン
藤原さんがかっこいい理由の2つ目は、イクメンなところです。
実は、藤原さんは2013年に一般女性とご結婚されています。
2016年にはお子さんが生まれており、現在1児のパパとなっています。
しかし、数多くの映画作品に出演されており、忙しい藤原さん。
映画の撮影というと、数か月間の撮影期間があり、撮影場所が地方の時は家に帰らず、そこに泊まり続けて行うことがよくあります。
2021年8月に公開された藤原さん主演の映画、「鳩の撃退法」では富山で泊まり込みの撮影を行いました。
タイトな撮影スケジュールの中でも、藤原さんはお子さんに会いに行くために、撮影の合間を縫って新幹線に乗り、片道3時間かけて何度も家に帰りました。
仕事とプライベートをきっちりと分けていて、仕事ではきっちりと求められた以上の演技をする、プライベートでも家族を大切にしている方だと分かりますね。
映画での鬼気迫る演技の裏には、実はお子さんにでれでれの子煩悩パパの顔を持つギャップとイクメンっぷりが素敵ですね。
かっこいい理由3:広い心の持ち主
藤原さんがかっこいい理由の3つ目は、広い心の持ち主であるところです。
藤原さんといえば、非常に激しい演技が印象的なため、そのシーンやセリフをモノマネする芸人さんが多くいます。
特に、藤原さん演じるカイジのモノマネを見たことがある方は多いのではないでしょうか。
テレビだと「Gたかし」さん、YouTubeだと「ガーリィレコード高井」さんのモノマネが有名です。
自身のモノマネに対して、不快だと思う俳優さんもいる中で、藤原さんは快く認めています。
しかし、劇中で言っておらず、笑いのためにセリフを変更しているネタに関しては、藤原さんはあえて公認ではなく、「黙認」と言っています。
芸人さんのために、面白いネタをすることは認めているけど、その一方で原作や自身の作品に関しても大切に思っている気持ちが伝わるエピソードですね。
自身のモノマネをすることに寛容であり広い心を持っていて、かつ、作品へのリスペクトもきちんと忘れないところがかっこいいですね。
藤原さん本人も認めるモノマネなんですね!
[/word_balloon]藤原さんの演技を見た後に、モノマネを見ると完成度の高さで一層面白いね
[/word_balloon]まとめ
今回、藤原竜也さんがなぜかっこいいのか、3つの理由をまとめてみました。
- かっこいい理由1つ目:ストイック
- かっこいい理由2つ目:イクメン
- かっこいい理由3つ目:広い心の持ち主
デビュー作にして主演を務める舞台で、苦難を乗り越え成功させるストイックさ。
短い時間でもお子さんに会いに行く子煩悩なイクメン。
自身のモノマネを認める寛大さ。
見た目のかっこよさももちろんありますが、それ以上に中身のかっこよさが、演技を見ている人たちを惹きつけている俳優ですね。
自身の出演する作品に真摯に向き合う姿、家族や他者に見せるやさしさ、気遣いが藤原さんの演技に表れており、あれほど引き込まれる演技ができるのだと分かりました。
これからも、さらに「あの映画の藤原竜也すごかった!」と思わず言ってしまうような演技を期待しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。